フラワー教室なかもずで、ようやく実現したアレンジ
2023/11/27
大阪のフラワーアレンジメントスクールSion
堺市なかもずクラスからこんにちは。
季節は晩秋の11月末というのに
この温暖化で、紅葉の色づきがまばらです。
先日、面白い紅葉便りを耳にしました。
紅葉のイロハモミジも、植物も本来、
葉は奇数に裂けていくのが原則ということ。
葉の真ん中を通る葉脈(主脈)から、
その両側に一対ずつ太い葉脈が増えていく為に
裂けて葉分かれしていくそうです。
よく見かけるイロハモミジは
葉の中央を基に五つ、七つに裂けていき、
その数は五つから九つにもなるようです。
さて、今日の教室の作品は
「アルターアレンジ」といって
右置きは、右側を長くとり、
左置きは、左側を長く形作っていく
三角形を応用した一対のデザインです。
これは教会の礼拝堂祭壇前に飾るアレンジ。
片流れが綺麗なデザインにも魅かれますが、
一種類の花の位置に注目してみてください。
中心近くにピンクのガーベラが入っていますね。
フラワーアレンジは、形作る空間に中心を定めています...
歴史的な背景にちなんで、
Sionのアイデアをお伝えしましょう。
旧約聖書の一番初め、創世記1章に
「神である主は、〜すべての木を、そして、
園の中央にいのちの木を〜生えさせた」とあります。
中央に最も大切ないのち、
この位置こそ根源で欠かせない位置です。
これをフラワーアレンジに適用させていただくと、
中心の主役になる花から、
他の花たちが、
放射線状に広がり各々ポジションを占めていきます。
主役のお花を、
ここに入れていくと全体が成り立っていくのです。
イロハモミジの自然摂理を彷彿させます...
満遍なくお花を挿していくのも良いでしょう...
その過程で花やグリーンがデザインされる時、
単調でイマイチ締まりなく見えるとしたら、
上記の源が認識され適用されているかどうかを考えます。
今日のアルターアレンジを手掛けた生徒4名は
不思議に同じ価値観を共有するメンバーでした