堺市なかもずフラワー教室で描く...冬の朝、小さな庭に「蝶々の道」を。春を待つヴェゲタティヴ・アレンジ
2026/02/05
冷え込む朝に見つけた、心温まる「春の兆し」
窓の外はキリリと冷えた冬の空気。東北や日本海側からは大雪の便りが届く中、ここ大阪でも凛とした寒さが続いています。けれど、一歩スタジオに足を踏み入れると、そこには外の寒さを忘れてしまうような、柔らかな春の気配が満ちていました。
「おはようございます!」と元気に集まってくださった、堺市なかもずクラスの生徒さんたち。 今月のテーマは、英国式フラワーアレンジメントの神髄ともいえる『ヴェゲタティヴ・パラレル』。
「ヴェゲタティヴ=植生的」という言葉の通り、自然界で植物がどのように生え、空に向かって背を伸ばしているのか。その生命の営みを一つの器の中に再現していく、とてもクリエイティブで癒やしに満ちたデザインです。
30代前後、毎日を忙しく駆け抜ける女性たちにとって、お花と向き合い「植物の視点」で世界を見る時間は、何よりの贅沢。今日は、そんな素敵なレッスンの様子をお届けします。
「蝶々の通り道」を作る。余白が生む贅沢な空間
今回のレッスンの合言葉は、「蝶々が羽を傷めずに通り抜けられる隙間を作ること」。
これまでのアレンジメントといえば、「隙間を埋めるようにたっぷりお花を詰める」というイメージが強かったかもしれません。けれど、2026年のトレンドでもある『バイオフィリック・アート(自然との調和)』を意識した今回のスタイルでは、あえて「空間(〇〇)」をデザインします。
メインに選んだのは、春の象徴であるアプリコット色のチューリップ。 そして、すらりと伸びるストックやスイトピーのライン。 生徒さんたちには、これらを「パラレル(並行)」に、でも決して規律正しく並べるのではなく、自然な「〇〇〇」を持って活けていただきました。
お写真を拝見すると、見事な「バタフライ・パス(蝶々の通り道)」が生まれています! お花同士を密にせず、3本ずつのグルーピングで〇〇〇をつけ配置することで、まるでお庭の一角をそのまま切り取ってきたような開放感が生まれるのです。この「あえて入れない勇気」こそが、作品に洗練された大人の余裕を与えてくれます。
器を「ドレスアップ」する。身近な素材で叶えるサステナブルな美
そして、今回のレッスンで皆さんが一番驚き、楽しまれていたのが「花器の〇〇〇〇〇〇」です。
いつも使っている定番の足付ゴブレット。それも素敵ですが、今回はひと工夫加えて「2026年らしいスパイス」を添えました。 白いペーパーを無造作に巻いて、質感(テクスチャー)をプラスしたり、シナモンスティックを添えてナチュラルな香りとリズムを加えたり。中には、ドライフルーツをあしらって、〇〇〇カラーのアクセントを楽しまれた生徒さんもいらっしゃいました。
「いつもの器が、紙一枚でこんなにおしゃれに変わるなんて!」 「シナモンの香りがして、活けている間もすごく癒やされます」
そんな声が上がる中、皆さんの手によって、器までもが作品の一部として命を吹き込まれていきました。既存の形にとらわれず、手元にあるもので新しい美しさを生み出す。これは、忙しい日常の中でも「自分らしい心地よさ」を見つける、大切なヒントに繋がる気がします。
あなたも、日常に「自分を整える時間」を取り入れてみませんか?
レッスンの終わり、出来上がった作品を眺めながらのティータイム。 「お花を活けた後は、頭の中がスッキリして、また明日から頑張れそうです」 生徒さんのそんな言葉が、とても印象的でした。
英国式の伝統を守りつつ、今の気分に寄り添う軽やかなアレンジ。 空間をデザインすることは、自分の心に余裕を作ることにも似ています。 毎日を丁寧に、でも軽やかに楽しみたい。そんな30代の皆さんにこそ、この「花と向き合うマインドフルネスな時間」を体験していただきたいと願っています。
春はもう、すぐそこ。 あなたもSionの教室で、自分だけの「蝶々の通り道」を描いてみませんか?
ま と め/堺市なかもずクラス
- デザイン: 英国式ヴェゲタティヴ・パラレル
- ポイント: 植物の植生を活かした自然な配置と、バタフライ・パスを空ける
- 花材: チューリップ、ストック、スイトピー、ホワイトローズ、レースフラワー、
アイビー、ユーカリ、実もの - 器の演出: シナモンスティックやペーパーラップによる
「お花は初めて。でも、日常に彩りが欲しいあなたへ。
まずは、初心者さんに大人気の『テーブルアレンジ』体験レッスンから始めてみませんか?
基本のキから丁寧にお伝えします。手ぶらで、ふらりと、春を探しに来てくださいね。」