堺市なかもずで曲線が織りなす極上エレガンス。「ホガース」と「クレッセント」で日常をアートに変える秋アレンジ
2026/10/29
「毎日忙しく過ぎていくけれど、おうちの中にほっと息をつける上質な空間を作りたい」 「街で見かける洗練されたフラワーアレンジメント、自分でも生けられるようになったら素敵だな…」
そんな想いをお持ちではありませんか?
今月のフラワーアレンジメントスクールSionでは、英国クラシカルデザインの中でも特に人気が高く、優美な曲線美を追求した「ホガース(S字ライン)」と「縦クレッセント(三日月形)」の2つのデザインに挑戦していただきました!
どちらも飾った瞬間にお部屋の雰囲気を一変させる、まるでアートのような存在感をもつスタイルです。生徒さんたちの素晴らしい完成作品とともに、その魅力と秘密をたっぷりご紹介します。
1. 静止した花に「生命感」を与える美のライン「ホガース」
まずご紹介するのは、エレガントなS字カーブが目を惹く「ホガース」です。
デザインの由来:「美のライン(The Line of Beauty)」
このデザインの名は、18世紀のイギリスの画家ウィリアム・ホガース(William Hogarth)に由来します。彼は著書『美の分析』の中で、「S字状の曲線(S-curve)こそが、最も生命感にあふれた美しさ(The Line of Beauty)である」と定義しました。この美学理論をフラワーデザインへと昇華させたのが「ホガース」です。
デザインの特徴:タイト&スレンダーな躍動感
- タイト&スレンダー:横に膨らませすぎず、細身のシルエットに仕上げることで、美しいS字のラインが際立ちます。
- 動的なリズム:花々があたかも生きているかのようにゆったりとうねることで、静止した作品の中に「動き」と「リズム」が生まれます。
- 洗練された気品:左右対称のクラシカルなデザインとは一味違う、都会的で洗練された大人っぽさが魅力です
飾る場所&見せ方のコツ:
伝統的には英国の教会の柱の脇やニッチ(壁のくぼみ)を彩ってきたデザインです。横幅を取らないため、ご自宅の細長いコンソールテーブルの上や、奥行きの狭いディスプレイ空間にぴったり! 見る人の視線を上から下へと自然に誘導するため、縦の空間を広く高々とおしゃれに見せる効果があります。
デザインの由来:夜空に浮かぶ繊細なシルエット
「クレッセント(Crescent)」とは「三日月」のこと。古くから優美さや神秘性の象徴として愛されてきました。夜空に浮かぶ繊細な三日月のシルエットをモチーフに、植物の自然な曲線を活かしてエレガントに表現された、英国スタイルを代表する人気のスタイルです。
デザインの特徴:軽やかな空気感と余白の美
- アシンメトリーなアーチ美:流れるような非対称(アシンメトリー)の曲線が、作品に洗練された印象を与えます。
- 軽やかな抜け感:先端に向かってしなやかに細くなるラインを作ることで、空間に心地よい「空気感」と「余白の美」を生み出します。
- 空間との調和:直線的な現代のインテリアの中に優美な曲線を取り入れることで、飾る場所を一瞬でやわらかく華やかな雰囲気へと変化させます。
飾る場所&見せ方のコツ:
お部屋の顔となるコンソールテーブルやサイドボード、そして玄関のウェルカムスペースに最適です。足付きゴブレットの高さを活かし、視線の高さに合わせることで、訪れる人を上品かつ優雅にお出迎えできます。 平面的な三日月ではなく、横から見たときにも前後の立体感(3D)を意識して挿し込むことで、どの角度から見ても美しく上質な仕上がりに!
お花と向き合う、自分だけの豊かな時間
今月のレッスンでは、カラーのしなやかな茎やトルコキキョウのニュアンスカラー、そして動きのあるグリーンを活かしながら、生徒の皆さまがそれぞれの「美のライン」を見事に表現されました。
最初は「S字やアーチのカーブを作るのが難しい…」と感じても、植物の自然な向きやしなりを観察しながら一本一本丁寧に挿していくうちに、どんどん美しい曲線が立ち現れていきます。その集中するひとときは、日々の忙しさを忘れる極上のリフレッシュタイムでもあります。
「敷居が高いのかな?」と思われがちな本格的な英国式フラワーデザインですが、生の植物の魅力を活かす理論を知ると、花生けがもっと楽しく、もっと自由になりますよ♪
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心ときめく季節のお花とともに、皆さまとお会いできることを楽しみにしております!